雑学ファンなら押さえておきたい地球や自然の雑学情報>太陽の黒点は地球に影響を与える

太陽を望遠鏡や写真で見ると黒い斑点のような
ものがあります。
これが、太陽の黒点と呼ばれる部分です。
なぜ、シミのように黒くなるのかというと、太陽の
表面温度は約５４００℃ありますが、この黒点の部分は
約１０００℃〜１５００℃低いため黒く見えます。
黒点は強い磁気を帯びています。

簡単に言うと超強力な磁石です。
この超強力な磁石の磁場の影響でガスの対流が妨げられて
まわりより温度が低くなっています。
太陽の黒点は、１１年周期で増減します。
黒点の数が多いときは、太陽活動も活発になります。
この黒点の数が最近、話題になっています。
地球が温暖化するどころか黒点の数がゼロになっているので
ミニ氷河期に入るといわれています。
１７世紀〜１８世紀にかけて黒点が、ほとんど観測されず
小氷河期と呼ばれる気温の低い時期がありました。

ところが最近、ＮＡＳＡが地球の直径の１０倍もの幅がある
巨大な黒点群が観測されたと発表しました。
黒点の増減や、その変化は太陽の活動に直結しています。
太陽の磁場が二重極から四重極になっているとか、太陽に
今までにない変化が起こっているかもしれません。